転職・キャリア
PR

インフラエンジニアの転職経験談

abc
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

X(旧:Twitter)で時々呟いていたように、2024年2月末をもって退職し、3月より新しい職場に勤めることになりました。転職に至るまでの流れを順を追って記載していますが、内容が内容だけにぼかして記載することをご承知おきください。

就職前後の仕事内容や、転職してからの感想はまた別記事にしようかと思っています。

前略プロフこんな人が書いています

HN:abc
HNの由来:聞けばなるほどね!ってなる
性別:男
誕生日:脇坂泰斗選手や新垣結衣さんと同じ
前職:中小SIerに新卒入社して8年いた
職業:インフラエンジニア(キャリアのほとんどはNW。Win関係を少々)
学年:アラサー
持っている資格:情報処理技術者試験は応用止まり。AZ-104等MS系のを5個ぐらい。
疑問に思っている事:開発するつもりで入社したが、どういうわけかインフラエンジニアになってしまった
ここだけの話:妻、彼女なし。

詳しいプロフィールはこちら

インフラエンジニアの転職経験談

退職を考え始めたきっかけ

一番最初に転職を考えたのは2018~2019年頃だったと思います。常に忙しく、残業や休日出勤が続いていたので、肉体的・精神的にもけっこう参っていました。当時、転職サイトにも登録していたのですが、残業中にエージェントさんから電話がかかってきて「いつならお話できますか?」と聞かれ、(あれ?話できるタイミングなくね?)と思ったのは記憶にあります。気が付けばフェードアウトしてしまいました。

そんな状態で数年過ごし、コロナ禍を起因とするシステムトラブルや、同僚の育休・新人指導による業務負担増が重なったことで、ついにメンタルが限界を迎えてしまい、しばらく会社を休むことになりました。この頃から常に転職のことが頭の片隅にありました。

ただ、メンタルをやられた状態で退職というのは、転職活動にも大きく影響することが容易に想像ができますし、「復帰後に勤務状況が改善すればいいなぁ」ぐらいで考えていたため、まずは異動させてもらうことで落ち着きました。

2023年に同級生が転職活動してるという話に焚き付けられたり、収入面での格差にショックを受けたことで、いよいよ重い腰を上げたという感じです。

私の手取り以上の住居を探す同級生(妻子持ち)の存在は、正直かなりショッキングでした。業種も学歴やスキルも全然違うので頭では理解しているのですが、家族を支えるような年齢なんだよなぁとハッとしました。(そんな年齢なのですが、家族を支える予定は微塵もありません)

業務の面では、業務量もさることながら、障害や作業によるトラブルとその後処理が心理的負担になっていると感じており、心理的負担が比較的軽いシステムに携わりたいと考えるようになりました。会社を休んでいる期間、障害の夢を何度も見て、叫びながら目を覚ますこともありました。トラウマになってるんですね。

インフラエンジニアの転職経験談

転職活動のあれこれ

書類選考やカジュアル面談など含めて、応募した企業は約50社です。活動期間は2ヶ月半ぐらい。書類選考は30~40%ぐらい通過、最終的には内定が2社でした。

転職サイト

転職活動が初めてだったので、ありとあらゆるサイトに登録しました。使い勝手や求人情報数で比較検討しながら、最終的には主に3つのサイトで活動していくことにしました。

  • リクルートエージェント
  • RGF
  • typeエージェント(※typeとは異なる)

リクルートエージェントは求人数が多いのが一番の特徴です。担当してくださったエージェントは当たりだったと思います。求人の見やすさと、システムの使い勝手が良かったです。

RGFは外資系・日系グローバル企業の転職に強いリクルートのグローバルブランドとのこと。Webシステムは無く、主にメールと電話でエージェントさんとやり取りしました。エージェントさんには自分の希望を伝え、それにマッチした求人を紹介してくださいました。

typeエージェントも求人数が多く、システム的にも使いやすかったので残していました。担当してくださったエージェントさんは正直微妙でした。直接お話したのは1回だけでした。

その他のサイトについても使用しましたが、本筋から逸れますので割愛します。

求人選びの方針

大企業の社内SEを中心に応募しました。大企業のグループのシステム会社のようなところも。業種は特に問わずです。

上述のように心理的負荷が軽いシステムに携わりたいという理由で、社内SEが良いのでは?と考えました。やり取りの相手が外部と社内ではだいぶ違いますし、社内システムであれば障害時の対応も多少緩いよね?という期待がありました。

実際、面接官に金融系システムで疲弊して転職して社内SEをやっている方がいて、「ぶっちゃけ100倍楽です」と仰っていました。金融は怖いですからね。

NWの他にも、Windowsサーバー(ADやExchange)の構築やM365の管理、PCのキッティングもやりましたので、社内SEに求められるスキルは持っていると考えました。

働き方の面では、フルリモートへの憧れがありましたが、実際問題難しいと感じていましたのでこだわらずに、出社・在宅は半々ぐらい。オフィスカジュアルOKであることも条件に考えていました。オフィスカジュアルは割と当たり前と思っていましたが、意外とスーツの企業が多かったですね。

選考の通過率

エージェントさんに「書類選考の通過率は10%ぐらいなので、まずは30社応募しましょう」と言われたことで、軽い気持ちで書類選考をたくさん出してみたのですが、実際のところ30~40%ぐらい通過してしまいました。業務と面接の調整がどうしてもできず、10~15社ほど辞退することになりました。その後はかなり厳選しながら応募することにしました。

選考の進行状況を鑑みながら、長い目で応募するのが健全かと思います。

オンライン面接をして、ほとんど1次面接でお祈りされました。エージェントが理由を教えてくれた企業は、スキル不足とか、他の人のほうが良かったとか、そういう感じですね。しばらく会社を休んだことは正直に話していましたので、それが原因でお祈りされた会社もあると思います。

インフラエンジニアの転職経験談

人材としての評価

スキルの観点で評価された(とエージェントから聞いた)3点です。

  • オンプレのインフラをわかっていること
  • 内製で作業をしてきたこと
  • 金融系システムの経験値があること

スキル以外で評価された(とエージェントから聞いた)3点です。

  • 転職の理由が納得できる内容だった
  • マイナス面も正直に話してくれた
  • 向上心がありそう

クラウドの時代になってきたので、新卒からクラウドばかりでオンプレはわからないという人が多いみたいですね。X(旧:Twitter)でもしばしばそんなポストを見かけます。

私の場合、学生時代は開発するつもりでいたのですが、配属ガチャで金融系システムのインフラになりました。そこからはずっとインフラでした。振り返ってみると意外と良いキャリアだったかもと、配属ガチャに感謝しています。

就活は嘘つき大会なんて言うことがありますが、しばらく休んでいたことは正直に話すようにしていました。それでお祈りならしょうがないですし、企業はたくさんありますから次へ次へと切り替えていました。

向上心については、直近の資格取得状況が効いたみたいです。お休みからの復帰・異動後に、5~6個ぐらいMS系の資格を取得していました。

内定承諾の決断

内定は2社でした。待遇と安定性を考えると満足の行く内定でした。あとは今後のキャリアと給与、福利厚生で決めました。あまり迷いはありませんでした。

辞退した企業は年収提示が正直いまいちで、「この部署はこのぐらいの残業をしているから、あなたもそれぐらいすると思います。」という残業代込の提示をされて悪印象。見込み年収は確かにアップするし、残業の存在も理解はしているのですが、それを前提にされるのは違うよね・・・と。基本給は上がるものの、賞与がかなり渋かったです。

加えて、最終面接で「社内SEで内定を出すけど、将来的には異動してね」という旨を言われており、やはり印象は良くなかったですね。社内SEにしておくにはもったいない人材と評価されたと、ポジティブに捉えて良いのかなとは思います。

一方、内定承諾した企業は固定残業代となっており、その点だけが気がかりでした。ただ、所定労働時間が短くなるため、残業時間としては長くても労働時間全体で見ると短くなる想定で、そこまでネガティブに捉えてはいません。年収提示は、バリバリ働いていた頃の残業代込み年収ぐらいで、辞退した企業よりも良い額でした。

インフラエンジニアの転職経験談

感想

自分のスキル価値やキャリアについて考えたことがなかったので、良いきっかけになりました。というか、業務量に食らいつくのに必死でそんな余裕はなかったですね。転職をするしないに関わらず、色々な企業のことを知ることができましたし、キャリアを考え直すことができたので、転職活動をしたことは間違いなく良かったです。

すでに転職して働き始めていますので、前職との違いについてはまた別の記事に書こうと思います。思っていたことと違うなーという点は多々あり、特にエンジニアとしての私は●んだような気もしていて、どうなんだろうかと悩んだりしています。働き方や年収については希望通りですので、すぐに辞めることはないかなとは思います。

転職活動のきっかけをくれた友人、活動中にアドバイスをくれた方々、長時間相談に乗ってくださったエージェントさん、皆さんに感謝です。ありがとうございました!

ABOUT ME
D-ABC
D-ABC
よわよわインフラエンジニア
よわよわインフラエンジニア。川崎フロンターレが好き。推しメンは谷口彰悟選手。ChatGPT関連のオンラインイベント視聴中に「ほえー」「しゅげー」とぼやくのが平日夜の楽しみ。
記事URLをコピーしました